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論文

環境負荷物質陸域移行予測コードMOGRAにおけるモデルテンプレートの整備

高橋 知之*; 天野 光; 内田 滋夫*; 池田 浩*; 松岡 俊吾*; 林 寛子*; 黒澤 直弘*

環境衛生工学研究, 17(3), p.340 - 344, 2003/07

陸域生態圏に付加された放射性物質等の環境負荷物質による環境影響を評価するため、日本原子力研究所は、パーソナルコンピュータ上で環境負荷物質の挙動を予測できる計算コードMOGRA (Migration Of GRound Additions)を開発した。MOGRAを用いて陸域生態圏における環境負荷物質の挙動を解析・予測するためには、土地利用形態等に即した種々のテンプレートが必要であり、本研究ではこれらのテンプレートの整備を行った。また、本研究で整備したテンプレートを使用して圃場系に付加されたセシウムの挙動に対し、稲等への移行に関し評価解析を実施した。

報告書

陸域生態圏における被曝線量評価のための汎用動的コンパートメントモデル解析コード:GACOMユーザーズマニュアル

高橋 知之

JAERI-Data/Code 98-003, 74 Pages, 1998/02

JAERI-Data-Code-98-003.pdf:2.79MB

陸域生態圏における核種移行及び被曝線量を評価するための、汎用動的コンパートメントモデル解析コードGACOMを開発した。本コードは、動的コンパートメントモデルに関する連立常微分方程式を、フェールベルグ公式と呼ばれる6段5次のルンゲ=クッタ公式を用いて解析する。陸域生態圏における解析対象は極めて多岐にわたるため、コンパートメントの数や核種移行経路等の設定をコード使用者が行う等、本コードは広範な解析対象系に対応するための機能を備えている。本報告書は、GACOMコードの構成及び使用法について記述したものである。

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